更年期障害ってほんと、しんど長い
更年期障害とは
更年期症害とは40歳代以降の男性・女性ともに性ホルモンの分泌量低下することが原因で自律神経失調症にもよく似た症候群のことです。
その症状は千差万別と言っても過言ではなく、個人差が大きいのも特徴の一つです。
年をとるとともにやってくる症状という事であるために誰しもが通る道なのですが、ほとんど不調を感じずに過ぎるという人も中には居るようです。
でも中には更年期障害だと思っていたのに重病を実は患っていたということもありますから、くれぐれも更年期障害だからと侮らず体調の崩れに負けそうなときは迷うことなく医師の診断や検査結果に翻弄されたとしても出来るだけ検査を受けましょう。
このように男女ともに40歳過ぎから現れる様々な体調不良や情緒不安定などの処症状をまとめて更年期障害と呼びます。
更年期の症状とは「不定愁訴(ふていしゅうそ)」のオンパレード
私の場合は閉経前3年くらい前から身体的な症状が現れはじめました。
具体的な身体の症状は、少し高揚するような事があると“のぼせ”や“顔の火照り”、“脈が速く”なったり“動悸”や“息切れ”、“異常な発汗”そして“血圧が上下”が激しく続いて“耳鳴り”がしたり“頭痛”や“めまい”などがありました。
少し進行した時期から精神的な症状として、ちょっとした事で“興奮亢進”や“イライラ”したり、意味もなく“不安感”におそわれたり、そんな不安からくる“不眠”などが続き、気がつくと“便秘”していたりと本当に様々でした。
閉経後はこれらに加えて、頻繁に“膀胱炎”になったり腰や膝の“関節痛”が始まったり、目や鼻やのどなどの“粘膜の異常”など身体的な症状と“倦怠感”や“無気力感”などの症状が現れてきました。
この度も急性腎盂炎(膀胱炎)の発症から、1ヶ月以上長引く腰痛と極度な倦怠感のため内科を受診しました。
尿検査の数値的には白血球の数値が高いくらいで確かに膀胱炎の兆候は残っているものの緊急を要することはありませんでした。
腰痛も倦怠感も多分更年期障害の症状なのでしょう。
そうは言っても症状が出始めてから早3年半以上…さすがに長く想像以上に更年期障害はしんどいです。
更年期障害の症状はストレスを感じるほどの精神的に苦痛なものから、人によっては重かったり軽かったり、もしくは自覚がなかったりする人もいます。
この差は誰にも選ぶことは出来ず、しんどいからと逃げることもできません。
また“血圧の上下”と“手足の冷え”という異なる症状がいくつも重なって現れるかと思いきや血圧の上下が治ったら今度は意味なく訪れる“不安感”や“無気力感”、“頭痛”というように日々違う症状が現れるという事が頻繁に起こりました。
今回のような検査をしても、検査結果だけからでは特定できる大きな異常がないのに、本人的には非常につらく、とてもしんどい症状が現れる場合を「不定愁訴(ふていしゅうそ)」というそうです。
そういう意味では更年期の症状とは「不定愁訴(ふていしゅうそ)」のオンパレードで、まさにその代表格だといえると思います。
病院での検査結果から原因を特定できないカラダの不調=「不定愁訴」
通常の生活中の会話の中でほとんど耳にしたことが無い「愁訴」というこの言葉には、
『つらい事情を明かして嘆き訴えること。また、その訴えのこと「愁訴の声」』とあり、『苦しみや違和感を主体的に口に出して訴えること』という意味があります。
よって「原因事態がはっきりとしないけど、なんとなく体調が悪いと患者が訴える症状のこと→不定愁訴」というそうです。
体調不良を感じて病院で診察や検査を受けたとしても、これといって特に異常は見当たらず不調の原因が確定出来なかったりというような症状を感じてる人は想像以上に多く、成人では20~30%の人が不定愁訴だといわれています。
更年期障害とのお付き合いは程よく面倒くさがりながら細かく分析
更年期障害という逃れることができなく辛い症状についてお話すると数限りなくありますが、もう少し客観的にこの症状に付き合えるようになったら少しづつお話しにまとめたいと思います。
今はただ面倒くさく、ただしんど長いこの症状に日々翻弄されながらでも、毎日の与えられた仕事と最低限の家事を遅滞なく行えるよう、程よくでも、出来るだけ細かく分析しながら頑張って付き合っていこうと思います。
更年期障害真っ只中の皆さま、お互いにこの苦しい時期を人様の手も足も借りまくって、たまに医師の手も借り乗り越えましょうね。
『止まない雨はない』なんて前向きな言葉なんてまだまだ自然に出てくる余裕はありません。
ですが振り続けている雨の真っ最中にも雨をしのぐため、軒下や大きな木の下の枝の木陰で雨宿りすることはできます。
そして小雨になれば自力で走り出せるように体力も気力も大切にこの時期をすごしていけるようにお互いに頑張りましょう。