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株価の高騰は良い事なのか

ここ最近よく株価が上がったニュースが報道されていますが、株価が上がったと聞くと景気が良くなったと感じるのはこれまでの常ですが、今回の高騰はそんな単純なことではないと思い少しまとめてみることにしました。

 

ニュースや新聞などで「株価」が上下する話しから始めたいと思いますが、なぜ毎日株価は変動するのかとか、株価が上がること下がることと経済とが密接に連動するような関係にある株価について初心者でもわかるようにまとめてみたいと思います。

 

その前に私が株投資に興味を持ったのは、「本当の自由を手に入れるお金の大学」を読み自分の将来について真面目に考えたことに始まります。

 

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では、まず株価はどうして毎日上下するのでしょうか。


株価とは読んで字のごとく、株式につけられた価格(または出来値ともいう)のことになります。

一般には上場銘柄の株式の価格で、その株価は証券市場における需要と供給によって形成されます。

 

株を買う買い手(需要)側と売って儲けたい売り手(供給)側が、おのおの所望する金額と売買したい数とのバランスが保たれたところで大筋は決まりますが、株価の形成過程は非常に複雑ですので、ここではわかりやすく簡素に説明します。

株の発行株数は限りがありますので、株を買いたい人が増えて買う側が増すと株価は上昇し、株を売りたい人が増して売る側のほうが増えると株価は下落します。

 

このことは例えば野菜の価格の変動と考え方は基本同じで、需要と供給のバランスによるということです。

 

株価の変動することの要因には様々なことが引き金になりえます。

1.企業の業績により変動する場合

2.企業自体の優良性などより変動する場合

3.株主による大量の株の売買により変動する場合

4.雇用されている側や会社経営者側の持ち株により変動する場合

 

その他にも要因はありますが、大きな要因としては上記となると思います。

 

株価が変動するのはどんな時

株の売買時に購買意欲に繋げるかどうか決める際に対象企業の業績はとても大きな要因となります。

 

対象企業が将来どれくらいの利益を上げるのか、またその利益とはどれ程の規模なのかということを先読みし、株を売買しますので対象企業の業績などを冷静に見極める必要があります。

 

企業の業績が目覚ましく、投資家たちや自社株について大量に売買する事も株価が変動する要因となる場合もありますし、色々な要因で投資の意欲が鈍くなり株価が暴落することもあります。

 

今月の総裁選などのような新しい内閣の発足や法律などの改正に関することが変わると企業の株価に大きな影響を与え変動する事もあります。

 

このように株と企業の業績と経済とが密接に連動し、株価の変動する起因となる関係にあることがわかります。

 

株価が上がるのは良いことばかりなのか?

ところで株価が上がるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

そこには投資家や企業などの立場の違いから受けるメリットも異なります。

どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

企業の株価が上がれば、企業自体の価値が高まり株の売買の指標となる企業の時価総額も上がりますので、安定した会社だと判断されれば有望な人材が集まります。

優秀な人材が多く集まりますと、より優良企業へと成長できる可能性が高まります。

 

長期安定型の優良企業は金融機関からの信用度も高く、資金の調達が容易くなります。

そして株価の上昇による株の売買で得る資金調達も容易になりますのでさらに経営管理が安定します。

 

優秀な人材確保に繋がり、充分な資金の確保ができれば設備投資といった事業の拡大が進みます。

また、株価が高まり企業価値が高まると、従業員や会社経営陣たちの自社株を一定購入する権利制度を導入している会社では、株価の上昇により従業員のモチベーションを高めることにも繋がります。

 

株価が上がれば、もちろん投資家の保有している資産価値も高まりますし、配当金などで利益の一部を分配として受け取る金額も高くなる可能性があります。

 

ここまでのまとめを考慮すると株の上昇は良い事しかないように思えますが、皆様お気づきの通り株の購入時期としては高騰中は初心者にはハードルが高すぎてなかなか手出しできないのが実情です。

 

株の目利きに自信ありの人でも潤沢な投資資金でも保有していない限り、高騰の裏に潜む暴落の恐怖に打ち勝つことは至難の技です。

 

私のような株の初心者で手持ち少々では、平常時の株価に戻ることを心からひたすら待ち続け、今は辛抱の時と息を潜めております。


これまでは経済状態がいいことを「好景気」、悪いことを「不景気」や「不況」といってましたが、ここ最近のこの状況はこれまでとは違った印象を受けております。

 

コロナ禍ならではの株価の上昇のため、経営状態が良いときの長いスパンの高騰の確率は低めだとみていますが、この先の年末までの株価に注目しながら虎視眈々と買いに走る時期をしっかりと見極めたいと思います。